パリ五輪に向けて建設される3Dプリント製歩道橋

XTreeE、2024年パリ・オリンピックに向けてパリ市内に3Dプリント製歩道橋を建設

フランスに拠点を置く建設3Dプリントのスタートアップ XtreeE は、2024年のパリ・オリンピックに向けて、パリ市内に3Dプリント製歩道橋を建設することを発表した。

パリ北部の9つの都市を結集する領土公的機関 Plaine Commune Grand Paris(EPT)は、2024年に開催を予定しているパリ・オリンピックに向け、複数の建築家や構造設計の専門家などから構成された(Freyssinet / Lavigne & Cheron Architects / Quadric / XtreeE / LafargeHolcim)コンソーシアムに対し、40メートルの3Dプリント製歩道橋の設計・施工を発注した。

このプロジェクトは、相互補完的な専門技術の知識を組み合わせたもので、複雑な建築、構造物の3Dプリントコンクリート要素を実現し、コストと納期を抑えたカスタマイズ・ソリューションを開発し、建設業における「インダストリー4.0」時代へ向けた取り組みの一環として、XtreeE が開発した3Dプリンティング技術を検証するものとなる。

さらに本プロジェクトでは、3Dプリント技術の活用における自由度の高い構造物のデジタルデザインの検証や、歩道橋部品の工業的条件下での生産性、現場での迅速な組み立てにおけるリードタイム削減の他、輸送、型枠、消費材料などのコスト削減を目的としている。
従来の構造物と比較して、コンクリート消費量を60%削減することを目的とした消費材料コストの削減は、大きな目標のひとつとなっている。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る