ドイツ初の3Dプリント住宅を建設

建設土木大手PERI、大型建設3Dプリントシステムを使用してドイツ初の3Dプリント住宅を建設

ドイツに本拠を置く型枠および足場シス​​テムの世界最大メーカーの1つ PERIGroup は、ヨーロッパを代表する工業地帯である南西部の都市ノルトライン・ヴェストファーレン州ベックムにドイツで初めての3Dプリント住宅を建設。

1フロアあたり約80㎡の居住空間を持つ2階建てのこの3Dプリント住宅は、PERI が3Dプリント建築サービスを提供するため導入したデンマークの3Dプリント会社 3D Printhuset によって設立された COBOD がラインアップする世界最大の建設用3Dプリンタ「BOD」シリーズを利用して建設されている。この建設技術はドイツで初めて実用化されたもので、建設地となったノルトライン・ヴェストファーレン州は「Innovatives Bauen(革新的建設)」開発スキームの一環として、ベックムでの3Dプリント建設プロジェクトを支援。


完成予想CG

建設中の建物は、3Dプリント住宅などを展開するスタートアップ Hous3Druck GmbH が所有し、ベックムの建築事務所 MENSE-KORTE ingenieure+architekten が設計を担当。ハイデルベルグセメントのコンクリートプリント用材料「i.tech® 3D」と、COBOD の大型建設用3Dプリンタ「BOD 2」を使用して建設されている。

プリントに使用される「i.tech® 3D」は、ハイデルベルグセメントが3Dプリント用に特別に開発したもので、その特性はコンクリートを使った3Dプリントの特別な要件に適合しており、BOD2との親和性が高く、よりスムーズに工事を進めることができる。
BOD2は現在、市場で最も速い3Dコンクリートプリンタで、1m/sの速さで1m²の二重壁を約5分でプリントする。また、プリンタ本体は2人のオペレーターで操作が可能で、プリントヘッドとプリント結果をカメラでモニタリング。建設に関わる人件費や物流コストを大幅に削減できる。

この3Dプリント住宅は、断熱材を充填した三層壁で構成されており、プリントプロセスの間に水道や電気など、敷設されるラインや接続をプリント工程に簡単に組込めるよう考慮し設計されている。

現在、建設3Dプリント市場は急速な成長を遂げており、2027年までに400億ドル以上の産業になると予測されている。


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