リサイクル可能な未来型3Dプリント住宅「TERA」

AI SpaceFactoryはニューヨーク郊外にリサイクル可能なサステナブル3Dプリント住宅を建設

月や火星またはそれ以上遠い惑星への宇宙探査を目的としたNASAのプロジェクト「NASA 3D Printed Habitat Challenge(NASA 3Dプリントハビタットチャレンジ)」で優勝したニューヨークの建築設計事務所 AI SpaceFactory は、ハビタットチャレンジで培った3Dプリント建設のノウハウを活かし、今夏ニューヨーク郊外の森に、環境に配慮した新しいタイプの3Dプリント住宅を建設することを発表した。


3Dプリント住宅「TERA」 Image:AI SpaceFactory

「TERA」と名付けられた3Dプリント住宅プロジェクトは、ニューヨーク市から数時間の森林地帯に建設される予定で、3Dプリントハビタットチャレンジで受賞したデザイン「MARSHA」をベースに設計されている。

プリント中の「MARSHA」

「持続可能で未来的なエコ生息地」をテーマに進行中のTERAプロジェクトで建設される3Dプリント住宅は、高さ15フィート(約4.57メートル)の構造物で、建物自体が寿命を迎えると、そのまま土に戻して堆肥にすることができるリサイクル可能なバイオポリマーと玄武岩複合材料を使用して建設される。

同社は現在、3Dプリントハビタットチャレンジ直後にNASAによって取り壊されたMARSHAの破片をニューヨークの拠点に集め、TERAプロジェクトで使用可能な材料へとリサイクルを行っており、今後数カ月以内に着工を予定している。

TERAは、建築業界における大規模な材料の無駄を省き、持続性のある新しい建築市場を創造しようとしている。


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