3Dプリント用に開発された高速硬化セメント混合物

Italcementiが3Dプリント用に特別に開発された新しい高速硬化セメント混合物を開発

イタリアのベルガモに本社を置く世界的セメントメーカー Italcementi(イタルチェメンティ)は、2020年2月18日からベルリンで開催された「bautec(ベルリン国際見本市)」で、建設用3Dプリンティングアプリケーション専用に開発された新しい高速硬化セメント混合物を発表した。

2015年から自社研究所で3Dプリンティング技術の研究を開始したイタルチェメンティは、3Dプリンタで住宅を構築するために使用できる革新的な建築用ソリューションを提供するため、世界最大の型枠および足場メーカーの1つである PERI と提携して、様々な3Dプリンティング技術に適応できる新しいセメント質材料を開発。従来の技術で建てられる住宅に比べ、短期間、低コストで住宅を建築可能にした。


ミラノデザインウィーク 2018で展示された「3Dプリントハウス」

イタルチェメンティは、新しい建築文化とデジタルテクノロジーに基づいた新しい設計および実装システムの構築を目指し、建築設計事務所、建設会社、研究機関、ハーバード大学やナポリ大学他、化学、材料、建築工学などを研究する機関と協力して、持続可能性を追求した3Dプリンティング技術を開発。

新しい3Dプリント用混合物は、サスティナブルな建設プロセスに対する同社の目標に沿って開発された材料で、より複雑な形状を高速に堆積し、様々な建設アプリケーションに対応する。


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