3Dプリンタで建設したトポロジー最適化ブリッジ

トポロジー最適化とコンクリート3Dプリント技術で完成した3Dプリント歩道橋

オランダに拠点を置くコンクリート3Dプリントのスペシャリスト Vertico は、ベルギーの都市ヘントにある公立大学 ゲント大学 と協力し、環境への配慮と材料効率に優れた3Dプリント歩道橋を開発した。


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トポロジー最適化技術を活用し設計された橋は、Vertico社独自のロボット3Dプリントシステムと特別に設計されたコンクリート混合材料を利用したコンクリート3Dプリントプロセスにより、従来の橋梁と同等の強度を有しながら、橋建設に使用される材料の60%削減に成功。
このプリントプロセスは、同じ応力を掛けながら材料の消費を最小限に抑えることが可能であると同時に、建設現場から排出される大量のCO2を削減。

このプリントプロセスによりデザイン面における自由度が増し、従来の建設技術で構築するには高コストとなる複雑で有機的な形状を、金型を必要とせず低コストで建設することができる。

建設業界は、自動化など生産性向上に関する取り組みの面で他産業に遅れをとっており、環境問題への対応を含め、自動化による改革が必要とされている。

同プロジェクトを展開するVerticoは現在、コンクリートドームハウスの3Dプリント建設の研究に取り組んでおり、2020年2月に建設開始を予定している。


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