BASFとBigRep、コンクリート型枠用3Dプリント材料をリリース

BASF社とBigRep社がコンクリート型枠用の建設資材の3Dプリントで提携

ドイツに本社を置く化学メーカー大手 BASF の積層造形部門である Forward AM は、 大型3Dプリンタメーカー BigRep と提携し、建設用コンクリート型枠に適した3Dプリント材料を開発し、販売することを発表した。

「Concrete Formwork(コンクリート型枠)」と名付けられたPETベースのこのフィラメントは、高い安定性、低吸湿性、100℃までの温度耐性を特徴としており、BigRepの大型3Dプリントシステム「STUDIO G2」3Dプリンタを使用して、プレキャストコンクリート用の複雑な支柱を、通常の建築工法よりも低コストかつ短時間で作製できるよう設計されている。

両社は、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、建設資材SW Umwelttechnik、土木工学者WaltGalmarini氏等と共にデザインした、コンクリート製の階段「Bespoke Stair at Nest Step2」を制作。このユニークな構造物は、EMPAチューリッヒに建設されるNESTビルに組み込まれる階段で、複雑な形状を制作できる3Dプリントの能力により、従来の技術に比べて50%の軽量化を実現。「Concrete Formwork」のデザイン性と効率性の可能性を示した。

従来の型枠製造方法は、高度な技術と専門的な知識を有した技術者が必要で、複雑な形状のものになると金型コストが予算の40〜60%を占める場合もあるという。これに対し同社の3Dプリントコンクリート型枠を使えば、有機的な形状や二重に曲がった表面、さらには空洞を持つ鋳型など、熟練した技術者によるカスタムメイド型枠が必要とされている場面でも、コスト、リードタイム、材料の削減を実現しながら、高精度な型枠を造ることができる。
これにより近代的な構造物だけでなく、古い建物の修復や高精度のレプリカ製作をわずかなコストで造ることも可能になるとしている。


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