アフリカに安価な住宅や学校を3Dプリント

14Trees、アフリカに手頃な価格の住宅や学校を建設するプロジェクトを展開

スイスに本拠を置く世界有数のセメント、コンクリート製造販売企業 LafargeHolcim(ラファージュホルシム)は、世界中に手頃な価格の住宅を建設するソリューションの商業化を目的に設立された 14Trees を通じて、アフリカで手頃な価格の住宅、学校、社会インフラの建設を開始した。

14Trees は、世界有数の建築材料スペシャリストであるラファージュ・ホルシムの研究センターと、英国の CDC Group のサポートを受け、最適化された材料の使用と70%の二酸化炭素排出量の削減により、環境に優しい建設3Dプリントソリューションを利用して、記録的な速度で住宅を建設するプロジェクトを展開。

同社は、COBOD の建設用大型3Dプリントシステム「BOD 2」を利用して、マラウイを皮切りにアフリカの学校に大規模な3Dプリント技術を初めて適用。マラウイとその周辺地域に住宅や学校など、手頃な価格で持続可能な建築することを目的とする同社は、マラウイの他、ケニアとジンバブエでもプロジェクトを進行しており、この技術をより広い地域に提供するとしている。

14Trees の利用する「BOD2」は、プリント領域9.6×9.6×3.1メートル、最大速度100cm/秒で、1時間あたり約10トンの吐出能力を有している。このシステムはオペレーター2名で操作が可能で、同社は現地の人々にマラウイでトレーニングを実施している。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る