建設現場で活躍するモバイル3Dプリントロボット

Printstones、建設現場で使用可能な3Dプリント対応モバイルロボット「Baubot」を発表

カスタム舗装とコンクリートスラブのスタートアップ Printstones(以下 プリントストーンズ)は、3Dプリントなど様々なツールに対応した建設業界向けモバイルロボット「Baubot」を発表した。

2017年から3Dプリント用のモバイルロボットシステムを開発するプリントストーンズは、既に100以上のパイロットプロジェクトを完了し、今回新たなプロジェクトである「Baubot」を公開。
Baubotは、パーツを交換することで、計測、サンディング、塗装、穴開け、溶接、運搬、3Dプリントなど、建設現場で必要とされるあらゆるツールに対応することができる万能型建設用ロボットであり、搭載するバッテリーにより連続8時間の稼働が可能で、階段の上り下りや足場の悪い建設においても最高速度3.2km/hで移動することができる。また可搬重量500kgにも対応しており、現場で必要な資材の運搬などにも対応する。

更に、本体に備えられたロボットアームは、位置決め精度1mm以下の高精度を有しており、3Dプリントなど様々な工程を手動または事前にプログラムされたモードで使用することができる。

殆どの作業をスマートフォンを利用して操作できるBaubotはセットアップも容易で、サードパーティが開発したツールやアプリケーションを簡単に追加することができる。また開発者向けには、Baubot専用のソフトウェア開発キットが提供され、ユーザーが自由にツールやアプリケーションをカスタマイズし、あらゆる作業現場に適した機能を持ち込むことができるようになる。

プリントストーンズは将来的に、BIMデータを使ってロボットの作業環境をシミュレートし、作業手順を仮想的に最適化することができるようにすることを目指している。また、集中管理されたAIにより、仮想シミュレーションだけでなく、現場での位置決めや環境認識、新しいインテリジェントなツールやプロセスなど、さまざまな分野で革新的な使用を可能にするロボット群へと発展させる予定で、何れ実装される予定の自律モードでは、システム側からユーザーへ提案を行い、アプリケーション自体を最適化することができるようになる。

このようなシステムは建設分野に限らず、船舶や航空機の製造業、あるいは既存のインフラ(発電所など)の検査や保守にも利用できる。
慢性的な人材不足や高齢化が深刻化する建設現場におけるロボットの使用は、安全性を大幅に向上させ、長期的には建設費やメンテナンスコストを削減することが期待されている。加えて、体力や敏捷性の低下などの心配がないため、年齢や性別、身体能力にばらつきのある人間でも、Baubotのサポートを受けながら適切に現場作業ができるようになる。
同社は現在、パートナーやエンドユーザーと協力して、建設現場用ロボットの第3世代の開発に取り組んでいる。


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