- 2020-7-28
- 建設・建築・インテリア, 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, concrete, Design, FDM, FFF, Furniture, インテリア, コンクリート, 家具, 工業デザイン, 建築関連
3Dプリント技術で制作されたコンクリート製屋外用家具コレクション
ウィーンを拠点に活動するデザイナー Philipp Aduatz は、カスタムメイドされた3Dプリント製コンクリート家具コレクションを制作。
Photos © by Paris Tsitsos
伝統的な工芸品のコンセプトや技術と、3Dプリント、3Dレーザースキャン、CNCフライスなどの最先端の道具を組み合わせた作品を手掛けるデザイナー Philipp Aduatz は、インテリアデザイナー Kara mann からの依頼で、個人顧客のためにカスタムメイドされた、2つの大きなソファ、2つの椅子、3つのセグメントに分割された24フィート長のベンチから構成された、大規模な3Dプリントコンクリート家具コレクションを制作した。
この3Dプリント家具コレクションは、恒久的な屋外環境に対応するため、白セメントをベースに3Dプリントされたコンクリート製の家具で、2018年ミラノデザインウィークで発表された「Digital Chaiselongue」の開発を担当したコンクリート積層造形のスペシャリストであるオーストリアのスタートアップ Incremental 3d と協力し開発された。
コンクリートはその性質上、引っ張り強度がほとんどない素材であるが、Philip Aduatz のデザインを忠実に再現するため、ガラス繊維と炭素繊維補強材を組み合わせ、実使用に必要な耐荷重性能を保持しながら、完璧にデザインされた家具として完成している。
関連記事
- 世界初!3Dプリント製フローティングハウス
- リサイクルプラから3Dプリントされた家具
- コンクリート3Dプリント技術と廃棄木材で作られたオフグリッドの家
- 米国建設企業がホームレス向けの3Dプリント住宅を建設
- 広さ1,900平方フィートの3Dプリント住宅
- 3Dプリント用に開発された高速硬化セメント混合物
- 12時間で完成した3Dプリント住宅
- ドバイ国際博覧会2020向け提案された3Dプリント建築
- ドバイに設置された大型3Dプリントオブジェ
- 3Dプリント技術を利用しデザインされた卓球台
- GROHE、3Dプリント水栓コレクションを発表
- 3Dプリント技術を用いた折畳み式照明器具
- IKEA家具に3Dプリント製補助器具を追加
- 3Dプリント技術から生成した照明付きコンクリ壁
- リサイクル可能な未来型3Dプリント住宅「TERA」
- 3Dプリントベンチが自動車事故から歩行者を保護
- 折りたたみ可能な3Dプリントチェア
- リサイクル可能な未来型3Dプリント住宅「TERA」
- 欧州の建設用3Dプリンタ企業が中東で3Dプリント住宅を建築
- レンジや食洗機で使用できるフィラメント『Centaur PP』
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp