ジャガー・ランドローバー作業員向け3Dプリント製グローブを開発

ジャガー・ランドローバーが従業員の筋骨格系障害を防ぐため3Dプリント製手袋を開発

インドのタタ・モーターズ傘下で、英国に拠点を置く自動車メーカー ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover Automotive PLC)のエンジニアチームは、同社の生産ラインで働く従業員向けに筋骨格系障害を防ぐための軽量な3Dプリント製グローブを開発した。

米国労働統計局の発表によれば、手根管症候群や腱炎などを含む筋骨格系障害は、様々な職場で起こる怪我のおよそ30%を占める言われている。このような職場における筋骨格系障害に対処するためエンジニアチームは3Dプリント技術を使用して、労働者用保護手袋を開発。

このグローブのプロトタイプは、自動車メーカーが誇る高度な専門知識とリソースを活かした設計が適用され、HPの3Dプリントシステム「HP Jet Fusion 5200」と世界的化学メーカー BASF が開発した新しい素材「ULTRASINT TPU」を使用して3Dプリントされている。

グローブは、着用者の筋肉疲労を軽減するための格子構造と衝撃を吸収する衝撃添加剤「D30」で作られたフォームパッドが組み込まれており、手のひらを使用するドアケーシングの取り付けなど、特定の作業を容易にするための工夫が施されている。
また、柔軟な素材から造られた3Dプリント製グローブは、8時間のシフト中に着用するのに十分な快適さを備えていて、特定の作業を容易にするためジャガー・ランドローバーの生産ラインで作業に当たる従業員に配布される。最終的には様々なジャガー・ランドローバーの施設に展開され、筋骨格障害の発症を防ぐのに利用される。

このグローブは、年間80,000以上の部品を生産するジャガーランドローバー・アディティブマニュファクチャリング・センターでプロトタイプ化されており、同施設では、機能的なプロトタイピングや設計、モックアップ、製造用補助具や治具など、様々な用途に向けた部品生産。その中には、最高出力600PS、5.0リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載したジャガーのハイエンドモデル「Jaguar XE SV Project 8」に搭載される最終使用部品の3Dプリントも含まれている。


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