2019-4-5
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HPの3Dプリントシステムは過去1年間で1000万点以上の3Dプリント部品を製造

世界的プリンタメーカー HP（ヒューレット・パッカード）は今週、同社の3Dプリントシステム「Multi Jet Fusion（以下 MJF）」プラットフォームを利用したプリント点数が、過去1年間で1,000万点を超えた事と、新たなメタル3Dプリントサービスの開始を発表した。

エンジニアリンググレードの造形品質を実現したHPのMJF技術は、プロトタイピングから最終用途製品の製造まで、自動車産業を中心に市場を拡大し、リリースから僅か3年で新たな生産サービスやアプリケーション開発に活用されており、BMWやフォルクスワーゲンなど、提携する欧州自動車メーカーに次いで米国自動車市場にも進出。デトロイトエリアのAdvantage Engineering Inc.およびLinear AMSと提携した。

2018年リリースされた3Dプリントシステム「HP Jet Fusion 500/300」シリーズは、Daimler Trucks North America（ダイムラートラック・北アメリカ）などの企業だけでなく、クレムソン大学などの研究機関にも導入されており、プロトタイピングプロセスの高速化や3Dプリントカスタム製品の製造に使用されている。

HPは、2019年3月31日から4月4日までイリノイ州シカゴで開催された「AMUG（Additive Manufacturing Users Group）2019」で、スウェーデン電力メーカー「Husqvarna Group（ハスクバーナ）」、世界的自動車内装部品サプライヤー「Yanfeng Global Interiors」、AMソリューションプロバイダー「Fast Radius」と共同で、MJFプラットフォームの活用やアプリケーション開発に関する最新事例を発表した。