自然公園に設置される3Dプリント製展望塔

建設3Dプリント技術への新たなアプローチとして発表された3Dプリント製展望タワー

ドバイを拠点とする建築デザインスタジオ Nyxo は、建設3Dプリント技術への新たなアプローチとして、ドバイの自然保護区に建設される3Dプリント製展望塔「Supernatural Concre(a)tion」のコンセプトを発表した。

このタワーは、2cm厚のシェルからプリントされた2.5mの部品を、6軸産業用ロボットを使用して工場内でプリント。完成された3Dプリント部品を建設現場へ運び入れ、その場で組み立て。最後に主要な柱構造にコンクリートを打設し一体化させる。
この建設プロセスは、コンクリートの消費量を大幅に削減するだけでなく、廃棄材料や運搬・建設時を含む人件費も軽減することができる。また、このタワーで使用されるコンクリート材料は、高圧縮性とと低透水性を特徴としており、過酷な環境にも優れた抵抗力を発揮する。

幾何学的な形状である3Dプリント製タワー「Supernatural Concre(a)tion」は、3Dプリント技術を用いた外観的な特徴はあえてそのまま残し、動植物の繁殖地になっている保護エリア「アル・ワトバ 湿地保護区」の自然景観への影響を最小限に抑えながら、人間が楽しめるように設計されている。

展望台へは、木の複合材で作られた階段か、内部に配置された手動式エレベーターを使用してアクセスすることができる。また、展望台までのアクセスでは、洞窟のような雰囲気で光に照らされた塔の頂上へと内部が変化する様子を観察できる。

デザイナーMirkoとMichele Daneluzzoによって設立されたデザインスタジオ Nyxo は、CO-de-IT studioと共同で、ハイアールグループが2015年に発表した2つのエアコンのコンセプトモデル「Aemotion」と「Dahlia」の開発を担当。パウダーベッドフュージョン3Dプリンティング技術とパラメトリックデザインを用いて、弾力性のある皮膚のように動作するエアコンデザインボディを製作するなど、様々な3Dプリントアプリケーションを提供している。


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