国際建築見本市の会期中に4つの家をライブ3Dプリント

建設用3Dプリンタ会社COBODがベルリン国際建築専門見本市の4日間で4軒の家を3Dプリント

デンマークの建設用3Dプリンタメーカー COBOD とそのパートナーである PERI Group は、2020年2月18日から21日までベルリンで開催されていた「bautec(ベルリン国際建築専門見本市)」のイベント期間中に、4つの小さな家のライブ3Dプリントデモを実施した。

型枠および足場シス​​テムの世界最大メーカーの1つであるPERI Groupは、COBODがラインアップする世界最大級の大型建設用3Dプリンタ「BOD 2」の小型モジュール(5×5×5メートル)を使用して、24時間以内に家をプリントできることを実証するためこのライブデモを実施。

両社はイベント開催中の4日間で小さな家屋を3.5軒プリントすることに成功。4軒目の家は、プリンタが他の作業(bautecのロゴプリント)に使用されていたため完成には至らなかったが、COBODによれば、ライブデモで建設された3Dプリント家屋は、1時間あたり8平方メートルに相当するスピードでプリントされ、開場から約8時間で小さな家一軒分の壁をプリントする技術能力が有ることを示した。

2018年にCOBODの株式を取得したPERI Groupは、ドイツ、スイス、オーストリアにおけるCOBODの販売代理店を務めており、「BOD 2」のプリント性能を実証するために今回のライブデモを実施した。

 

BOD2 3Dプリンタとは

デンマークの3Dプリンタ会社 3D Printhuset によって設立されたCOBODは、大規模な建設用途に特化した大型3Dプリントシステム「BOD」シリーズを開発。最新モデルとなる「BOD 2」3Dプリンタは、幅12×長さ27×高さ9メートルの建物をプリントできるモジュラー式のマシンで、モジュールを拡張することで1フロアあたり300平方メートル以上の3階建ての建物を一度にプリントする能力を有している。

毎秒30cmの速度でコンクリート材料を押し出すことができるプリントシステムは、コンクリート材料とポンプ機構の改良が進むにつれ、毎秒100cm(現状速度は40cm/秒)の最大速度にも対応可能となる。

COBODは、デンマーク工科大学(DTU)、サウジアラビアの建設会社 Elite for Construction&Development(以下 エリート)、ベルギーの建設会社 Kamp C などの建設業界または関連の研究機関へ向け、合計7台の「BOD 2」3Dプリンタを販売。
エリートは、今後10年以内に150万戸の3Dプリント住宅を建設することを目的としたサウジアラビアの経済改革計画「ビジョン2030」プロジェクトの一環として、BOD2 3Dプリンタを利用した建設プロジェクトを展開している。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

   

ページ上部へ戻る