新型コロナウイルスの流行で中国の3Dプリンタ輸出が急増

新型コロナウイルス感染症の流行で中国の3Dプリンタ輸出が急増

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックは、世界中の病院を医療崩壊に追い込み、各地で深刻な医療品不足問題を引き起こした。

企業や個人を問わず、多くの3Dプリンタユーザーが新型コロナウイルスの感染拡大による医療器具不足の解消に向けた取り組みとして、3Dプリンタを用いたフェイスシールド、マスク、ゴーグルなどのオブジェクトを作製。このような取り組みは世界的な関心を集め、3Dプリンタや消耗品の売上げが急増した。

2010年に開設された中国アリババグループのオンライン小売サービス AliExpress によれば、COVID-19パンデミックの間に3Dプリンタの売上高が急増。
3Dプリンタメーカーの多くは、深圳、東莞、珠江デルタ地帯の長江デルタ地帯などに集中しているが、4月には輸出が344.7%と大幅に増加。今年前半の5ヶ月間で、既に昨年の販売台数50万台を超える数を販売している。
AliExpressの3Dプリンタ販売部門の責任者は次のように述べている「今年の出荷台数は昨年の3~4倍に達すると予想されており、今年1月から3月にかけて注文が急増したため供給が追い付かず、多くのスタッフが工場に出向いて生産や出荷の手伝いをしていました。」

世界中のサプライチェーンが崩壊する中、アメリカ、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアなど中国国外への輸出が急増。同社は、今年の売上が昨年の倍になると予想している。


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