Stratasys、東京モーターショー展示の「エアレスタイヤ」モデル製作

Stratasys、日野自動車の東京モーターショー展示モビリティコンセプトに搭載の「エアレスタイヤ」モデルを製作

Stratasys は、10月24日に開幕した「第46回東京モーターショー2019」に日野自動車が出展しているモビリティコンセプトに搭載の「エアレスタイヤ」モデルの製作に、ストラタシスのAdditive Manufacturing技術が採用されたと発表した。

「エアレスタイヤ」モデルの製作にあたり、ストラタシスと丸紅情報システムズが協力。商用車の分野でも、カスタマイズによる個別最適化がライフスタイルの変化とニーズの多様化に対応するための重要な要素となっており、今回展示される日野自動車のコンセプト・モデル「FlatFormer」は動力と空間の分離による稼働の最大化をテーマに開発されており、学び/働く、環境、電力インフラ、健康などの分野での多様なサービスを、商用車によりさまざまな場所で好きな時に提供することを可能にする。
搭載されている「エアレスタイヤ」モデルは、フィン形状を採用することによりクッション性を維持するとともに、ユーザーは乗車のたびに行うタイヤの空気確認から解放される。また、モーター、サスペンション、ステアリングなどの機能をタイヤに統合することでスペース低減を実現。

「エアレスタイヤ」モデルの製作に採用されたのは、ストラタシスの最大造形サイズのFDM方式 3Dプリンティング・システム「Stratasys F900」で、「Stratasys F900」はタイヤなどの大型製品の造形に対応しており、自動車産業などの製造業向けに最適で、プロトタイプ用途のみならず、近年では量産部品への活用へ拡大を見せている。

日野自動車デザイン部創造デザイン室の花澤淳之氏は次のように述べている「日野自動車では商品とデータ活用による『個別最適化』とそれに伴う新たな価値の創造や、お客様のアップタイム(稼働)の最大化に取り組んでいます」と述べ、さらに「こうした中で、今後も3Dプリンティング技術の未来に同じビジョンを持つストラタシスのようなパートナーとの共創をさらに推し進め、新たなライフスタイルの可能性を拓く明日の商用車の開発に取り組みたいと考えています。」


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