大型3Dプリンタで製造される小型電気自動車

都市型モビリティを開発する団体が大型3Dプリンタで一人乗り用電動3輪バイクを開発

チューリッヒ応用科学大学(ZHAW)の製品およびプロセス開発センター(以下 ZPP)の研究チームは、大型3Dプリンタを利用してシングルシーターの3輪電動バイクを開発した。

革新的なアイディアを形にする事を目的としたチューリッヒ応用科学大学の研究チームは、新時代の都市型モビリティを開発するプロジェクトとして「Share your BICAR AG」をスタ-ト。持続可能で環境に優しい個人向けのモビリティソリューションの一環として、3輪のパーソナルモビリティ製品「BICAR」を開発。

この車両は、ZPPが所有するドイツの3Dプリンタメーカー German RepRap の「x1000」3Dプリンタを使用して製造されている。1000×800×600mmの造形領域を誇る大型のFFF方式3Dプリンタ「x1000」は、高度な換気システムなどの安全機能を備え、プロトタイピング、少量生産、金型製作、設計、建築などの工業用途に活用されている。

都市部での使用に向けコンパクトに設計された「BICAR」は、ソーラーパネルと交換可能なバッテリーを備えたバックアップシステムにより駆動するため、有害な排気ガス等を排出しない。また、持続可能な素材によって製造される車体は、安全性を損なうことなくパーソナルモビリティの快適性を提供し、都市環境における短距離および中距離移動に適している。

BICARの基本スペック

  • シート数:1
  • 最高速度:45km/h
  • 本体サイズ:1450 x 800 x 1885 mm
  • パワー:2 kw インホイールモーター
  • バッテリー:1 kWh、48V、6.1 kg
  • ソーラーパネル:屋根と前部
  • 荷物:最大2つのショッピングバッグ

2019年3月に開催された国際ジュネーブモーターショーで最初の「BICAR」を披露したプロジェクトチームは、アップデートされた新型「BICAR 3.0」をリリース。現在スイスで製造されている新型「BICAR」は、2019年9月以降からスイスのヴィンタートゥール、バーデン、バーゼルの各都市でテストドライブを開始、2020年秋から正式な利用開始を予定している。
本体価格は7,000スイスフラン(約750,000万円)で、予約料900スイスフラン(約96,000円)で予約注文を受付けている。


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