ミシュラン、エアレス3Dプリントタイヤ「Uptis」を発表

MICHELINとGMは自動車用エアレスモビリティソリューション「Uptis」を発表

アディティブ・マニュファクチャリング分野への投資を拡大する世界的タイヤメーカーであるフランスの MICHELIN(ミシュラン)と米国自動車メーカー GM(ゼネラルモーターズ)は、完全にリサイクル可能な自動車用エアレス3Dプリントタイヤのコンセプトモデル「Uptis(Unique Punctureproof Tire System)」を発表した。

Uptisは、ミシュランのサステナビリティデザイン戦略であるVISIONコンセプトが掲げる「エアレス」「コネクテッド(通信技術)」「3Dプリント」「再生可能素材」の革新的な4つの技術を達成するための大きな一歩であり、パンクの危険性を排除し、乗用車のためのエアレスモビリティソリューションを提案する。

Uptisコンセプトタイヤは、自動運転シャトルやシェアサービス車など、パンクなどによるタイヤのメンテナンスをほぼゼロにすることが求められる環境で、運用能力を最大限に引き出すため開発されている。

毎年世界では、約2億本のタイヤが不適切なメンテナンスによるパンクやバーストが原因で破棄されている。Uptisは、大量に破棄されるタイヤの数を減らし、タイヤ製造に使用される原材料やエネルギーの削減など、メンテナンスフリー以外にも大きなメリットをもたらすことができる。


Movin’On 2017で発表されたエアレス3Dプリントタイヤ「VISIONコンセプト

ミシュランとGMは、2024年までにUptisの市販化を目指してパートナー契約を締結し、ミシガン州南東部で試験走行を行っている。


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