Materialiseドイツに金属3Dプリンティング新施設を開設

マテリアライズ、ドイツに新施設を開設し金属3Dプリンティングの拠点を拡大

 3Dプリンティングソリューションのグローバルリーダーである Materialise(以下 マテリアライズ)は、ドイツ北部の都市ブレーメンに3,500平方メートルの金属3Dプリンティングのメタルコンピタンスセンターを新たに開設した。

マテリアライズの金属3Dプリンティングへの取り組みは、近年、金属3Dプリンティングの量産適用への可能性を認識している企業による需要の高まりを受けて拡大。また、コロナウイルスの大流行を受けて企業がグローバルなサプライチェーン戦略を見直す中、レジリエンス、柔軟性、信頼性をもたらす3Dプリンティングの力は、この需要をさらに加速している。この新しい施設の建設に約750万ユーロ(約9億7500万円)を投資し、120人以上の従業員と30台以上の産業用金属3Dプリンターを収容することができる。Materialiseはこれまで、ブレーメンで金属3Dプリントに特化したソフトウェア開発・販売と工業向け製造拠点の2つの施設を運営しており、このメタルコンピテンスセンターは、ブレーメンにあるマテリアライズの金属3Dプリントの拠点を1つにまとめ、拡張し、生産と開発の統合をサポートする。

メタルコンピテンスセンターでは、ソフトウェア開発チームと製造チームのコラボレーションを強化し、世界中の産業界の顧客により良いサービスを提供。一方では、実践的な製造経験を活用してソフトウェア開発を強化し、他方では、3Dプリントソフトウェアの専門知識を活用して、金属3Dプリント用の高品質でコスト効率の高い製造ソリューションを開発することができる。また、マテリアライズの企業目標に沿って、新施設では、より持続可能な金属3Dプリントソリューションを生み出すための研究にも力を入れてゆく。

 マテリアライズ・マニュファクチャリング社の副社長Jurgen Laudus氏は次のように述べている「金属3Dプリンティングは、強力な製造ソリューションとして確立されており、従来の製造技術と比較して、地域分散型の生産により人々に力を与え、より持続可能な方法で製品を製造することができます。しかし、業界としては、3Dプリントのプロセス自体をより持続可能なものにするための取り組みを強化する必要があります。ブレーメンでの我々の活動は、造形プロセスの最適化、エネルギー効率の向上、より持続可能な技術を生み出すために金属粉末の一貫した回収と再利用の機会を探るものです。」


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