Xerox液体金属3Dプリンタ「ElemX」を発表

Xerox、液体金属3Dプリンタ「ElemX」と米国海軍大学院とのパートナーを発表

プリンタおよびOA機器メーカー米国ゼロックス(Xerox Corporation)は、3Dプリント市場への本格的な参入を目的に、2019年にニューヨークを拠点とする液体金属3Dプリンタ(Liquid Metal Jet 3D Printers)を開発する Vader Systems を買収。同社によって開発されたゼロックスブランドの液体金属3Dプリントシステム「ElemX」を発表した。
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ゼロックスブランドとしてリリースされた Vader Systems の液体金属3Dプリントシステム「ElemX」は、Magneto Hydro Dynamics(MHD)に基づく「Magnet-o-Jet」と呼ばれる特許取得済みのメタル3Dプリント技術をベースにしており、アルミニウムなどの原料から成るワイヤーを、1200℃のセラミックチャンバーに引き込み溶融させた溶融金属に電磁パルスを発生させ、セラミックノズルを使用して材料を一滴ずつ(1秒間に1,000滴)正確に堆積させる「磁力を使った液化金属推進技術」で、材料の無駄を殆ど無くした金属部品をより高速に低コストで生成することができる。また、Magnet-o-Jet プリント技術で利用される材料は無害で、従来の金属粉末ベースの金属AMシステムよりも安全な運用を実現。

米国海軍大学院へ導入

ゼロックスは「ElemX」が、米軍の共同研究開発協定(CRADA)における研究活動の一環として、2020年12月に米国海軍大学院 Naval Postgraduate School(NPS)に導入されたことを合わせて発表した。米国海軍の応用技術研究機関であるNPSの研究者等は、ElemXの能力を利用して研究を行い、軍事目的として利用可能な厳しい要求に耐えられる信頼性の高い最終用途部品をオンデマンド製造できる能力を開発し、現在の複雑で高コストなグローバルサプライチェーンへの依存を減らすことを目標としている。

ゼロックスの副社長兼3Dプリンティング担当ゼネラルマネージャーであるTali Rosman氏は次のように述べている「私たちの目標は、ローカライズされた3Dプリントシステムを彼らの業務に統合することであり、NPSからのリアルタイムフィードバックは、ElemXを継続的に改善するために必要なデータを提供してくれます。」


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