地元の土壌から造られた3Dプリント住宅「TECLA」が完成

WASP、持続可能なバイオマテリアルベースの3Dプリント住宅「TECLA」を完成させた

2012年設立の3Dプリンタメーカー WASP(World’s Advanced Saving Project)は、ボローニャに拠点を置く建築会社 Mario Cucinella Architects(MCA)と協力し、サスティナブルな3Dプリント生息地「エコビレッジ」開発プロジェクト初のプロトタイプとして2019年に建設を開始した「TECLA」が、完成したことを発表した。
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image and video WASP

「Technology and Clay」から名付けられた「TECLA」は、イタリアのボローニャ近くに建設された3Dプリント製の構造物で、地元の土壌から採取された再利用可能な材料と、WASPの建設用大型3Dプリントシステム「Crane WASP」を複数同時に稼働させて造られている。
本プロジェクトは、急激な人口増加や貧困地域において、安価に提供可能な住宅の不足など、差し迫った社会問題に対応するための取り組みの一環として開発された。

WASPは、最古の建設資材の一つである土の性能を最大限に引きすため、材料のピッキング、混合、ポンピングなどを統合した独自の3Dプリント技術とソフトウェア技術を用いて、土壌ベースの建設プリントプロセスを最適化。このシステムは、僅か6kwのエネルギーで約200時間かけて60立方フィートの材料を押出し、ドーム型構造物を完成させた。

image mario cucinella architects

地元の土壌を利用するこのプロセスは、産業廃棄物やエネルギーを大幅に削減し、その国や地域の経済を後押しする持続可能なモデルとして提供されることが予定されている。

本プロジェクトは既に3Dプリント工程を終えているが、現在世界的に流行中の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響を受け、正式オープンが2021年春以降に延期されている。


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