- 2019-7-8
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Additive Manufacturingは2030年までにASEAN地域で最大400万人の雇用機会を創出
ドイツのエッセンに本拠を置く鉄鋼・工業製品メーカー大手 thyssenkrupp(ティッセンクルップ)は、シンガポールに Additive Manufacturing TechCenter Hub を開設し、ASEAN地域における事業拡大計画を発表。thyssenkruppはこの施設の立ち上げを記念し、東南アジアにおけるAdditive Manufacturing(以下 AM)の将来性について調査したホワイトペーパーを発表した。
EOS GmbHやNational Additive Manufacturing Innovation Cluster(NAMIC)を含むAMの専門家および関連パートナーの支援を受けまとめられたホワイトペーパー「Additive Manufacturing: Adding Up Growth Opportunities for ASEAN,」によれば、ASEAN地域におけるAM製造は未だ採用率が低いが、今後大きく成長する可能性があり、2025年までに約1000億ドルの付加価値を生み出し、同地域のGDP予想に1.5〜2%程度の影響を与えると予想。
AM技術をベースとした現地製造の急増により、ASEAN加盟国の輸入依存度が最大2%程度減少するとしている。
また、ASEANを構成する10カ国では、AMに関連する雇用が2030年までに300万人から400万人に達するとも予想している。
thyssenkruppは、AMがASEAN地域のサスティナブルな開発環境の構築に貢献し、自動車、エレクトロニクス、化学などの業界全体で確立されるグローバルバリューチェーン(GVC)における競争力を向上させるのに役立つことを強調。AM技術が、航空宇宙産業、医療機器、ヘルスケアなどの成長を加速させることに大きく貢献するとしている。
ASEAN地域内において大きなAMシェアを有するシンガポールに開設されたAM TechCenter Hubは、thyssenkruppがドイツのミュールハイムに開設したTechCenterの地域ハブとして機能し、金属およびプラスチックAMソリューションの開発に重点を置き、自動車、セメント、化学、鉱業界等の顧客向けに最適なソリューション(アプリケーション)を提供する。
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