エリコン、米国に最先端のAM施設を開設

Oerlikon AM、ノースカロライナ州に最先端のAM研究開発および生産施設を開設

スイスに本拠を置くAdditive Manufacturing(アディティブ・マニュファクチャリング 以下 AM)サービスプロバイダー大手 Oerlikon AM(以下 エリコン)は、現在進行中の米国成長戦略の一環として、ノースカロライナ州南西部の街ハンターズビルに、5,500万ドルを投じた最先端のイノベーションハブと高度なコンポーネント施設を開設した。

米国市場におけるエリコンのAM事業拠点となるこの施設は、125,000平方フィートの広さを誇り、約60人のスタッフによって管理される研究開発部門と大規模な3Dプリンティングエリア等の設備を有している。

エリコングループ会長は「アディティブ・マニュファクチャリングは、将来の産業や工業プロセスにおいて大きな役割を果たします。私達はこのビジネスに投資し、AM技術の産業化をリードします。この施設は、今後の成長戦略にとって重要なステップとなります。」と語っている。

エリコンは、大手航空機メーカーボーイング(Boeing)とメタル3Dプリンティングに関する共同研究契約を締結し、連邦航空局(FAA)および米国国防総省の飛行要件を満たす、軽量で耐久性に優れた高性能なチタン製航空機用部品の標準的なAM製造方法の開発に注力している。

18州に1,300人以上の従業員を雇用するエリコンは、過去5年間で米国に4億ドル以上を投じており、今回投じられた5,500万ドルもその一部となる。同社は今後3年間でさらに2億ドルを追加投資し、約400人の新規雇用と、米国内におけるAM事業シェアの拡大を目指している。


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