F-35戦闘機製造に3Dプリント技術を活用

エアロテックとロッキードマーティンはF-35戦闘機用部品に3Dプリンティング技術を適用

エアバスの子会社でドイツのアウクスブルクに本社を置く航空宇宙製造業 Premium AEROTEC(以下 エアロテック)は、航空宇宙および防衛産業大手 Lockheed Martin(以下 ロッキード・マーティン)と、Additive Manufacturing(以下 AM)製造に関する契約を締結。
この締結により両社は、次世代ステルス戦闘機「F-35 Lightning II」の部品生産に3Dプリンティング技術を適用し、最適化された高品質部品を低コストで製造することを目指す。

ロッキード・マーティンの幹部は「F-35の製造に当たっては、更なるコスト削減とリードタイムの短縮が求められており、AM技術による統合された製造プロセスのメリットを、最先端の戦闘機技術と組み合わせて実証する絶好の機会であり、このコラボは当社にとって重要な米国防衛市場への第一歩です。」と語っている。

 

次世代スマートファクトリーによる効率化された部品供給システム

エアバス用金属部品サプライヤであるエアロテックは、AM製造の開発パートナーとして、EOS、ダイムラー等と共に次世代のAM技術を利用したスマートファクトリー「Next Generation Additive Manufacturing(NextGenAM)」プロジェクトを創設。
NextGenAMが開発するスマートファクトリーは、現行のメタル3Dプリントプロセスに要する時間とコストを削減し、連続生産のための信頼性の高いソリューションを構築するため、機械間の材料輸送からプリント後のクリーニングまで、3Dプリントプロセスを可能な限り自動化するためのソリューションを開発。


NextGenAMパイロットプラント:Photo EOS

NextGenAMのパートナーはその第一歩として、工業用3Dプリントプロセスの自動化を目指し、2018年4月にドイツ北西部に最初のNextGenAMパイロットプラントを設置。同施設にて、エアロテック・ディーゼルエンジンの交換用ブラケットなど開発している。


NextGenAMファクトリーのコンセプトスケッチ 

ロッキード・マーティンは昨年、F-35フルミッションシミュレータ(FMS)の開発にAM技術を活用し、一台当たり約300万ドルの節約に成功。同年夏には、EBAM技術を使用して過去最大の3Dプリント航空宇宙部品となる「F-22 ラプターファイター」用3Dプリント製チタンブラケットを開発するなど、AM製造の拡大に注力している。


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