- 2021-11-4
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, Electron, FDM, FFF, filament, ISS, Jet Engine, MADE IN SPACE, NASA, Relativity Space, rocket, Rocket Engine, Rocket Lab, SpaceX, Zero-G 3D Printer, テクノロジー, フィラメント, ロケット, 国際宇宙ステーション, 科学
Redwire、宇宙での製造拡大を目指しスペースバイオプリンティング企業Techshotを買収
小型衛星や宇宙船コンポーネントなどの開発を手掛ける宇宙関連企業 Adcole Space(アドコール・スペース)と Deep Space Systems(ディープ・スペース・システムズ)の統合により設立された宇宙関連企業 Redwire は、宇宙空間における製造を拡大するため、米国のスペースバイオプリンティング企業 Techshot を買収した。
Techshotが開発製造・運用する3Dバイオプリントシステム「3D BioFabrication Facility(BFF)とTechshot ADvanced Space Experiment Processor(ADSEP)」は、現在、国際宇宙ステーション(ISS)に設置されており、微小重力下で動作可能な本システムを利用して、微小重力下における繊維バイオプリントなどの研究に利用されている。
Techshotの3Dバイオプリンティングシステム
今回の買収に関する財務的な詳細は公表されていないが、同社による買収は、昨年6月に実施されたNASA傘下の米国ベンチャー MADE IN SPACE 買収に次ぐものであり、Redwireの現在の評価額は6億2,000万ドル(約708億円)を超え、近年最も急速に成長している宇宙関連のスタートアップ企業の一つとなっている。
関連記事:RedwireがMADE IN SPACEを買収
Photo : Redwire
RedwireのCEO兼社長のピーター・カンニート氏は、今回の買収について次のように述べている。「Techshotのスペースバイオプリンティングをはじめとする微小重力下で実証済みのバイオ技術ソリューションは、地球低軌道(LEO)における最も重要なイノベーションの一つであり、地球上および地球外での救命効果が期待できます。また、地球経済のために人々が宇宙で生活し、働くという我々のビジョンを大きく前進させるものです。Redwireは、Techshotチームと共に新しい未来を発明することを楽しみにしています。」
関連記事
- 3Dプリントシステムを備えた世界最大の人工衛星製造工場
- ICONがシリーズBで2億700万ドルを調達
- L3Harrisが3Dプリント電子回路をISSに送る
- NASAジョンソン宇宙センターに火星基地シミュレーターを3Dプリント
- 3Dプリント技術で火星の地下に居住施設を建設
- 宇宙空間で造られた世界初のセラミック3Dプリント部品
- ドバイ政府がUAEに3Dプリント研究所を開設
- NASAは最新の火星探査機に11個の3Dプリント部品を採用
- RedwireがMADE IN SPACEを買収
- SpaceXのレプリカヘルメットの3Dプリントデータを公開
- ISS用紫外線望遠鏡の部品を3Dプリント
- ISSに3Dプリント材料のリサイクルシステムを導入
- ロシア企業が月面に3Dプリント施設を建設
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp