- 2021-6-18
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ExOneEの金属部品納入数が世界で200万個を突破、新システムで金属部品生産を強化
生産規模の産業用バインダージェット方式3Dプリンタをラインアップする米国の3Dプリンタメーカー ExOne は、メタル3Dプリンティングセンター(Metal 3D Printing Adoption Center)において、全世界にむけ200万点以上の金属部品を納入したという中間目標を達成した。
また同センターは新たに2台のバインダージェットプリンター「X1 25Pro」を導入し、産業界や3Dプリントサービスビューロー向けのステンレス部品の生産を強化することを明らかにした。
同社のメタル3Dプリンティングセンターは、2005年から継続して金属部品を生産しており、現在28台の金属3Dプリンタで24時間365日稼働している。同センターは産業界の顧客の他、Shapeways、Sculpteo、Xometryなどのオンデマンド3Dプリントサービス機関向けにも部品を提供しており、顧客がExOneシステムを購入して生産する前に、メタルバインダージェット3Dプリントを試すことができる。
ExOneの特許技術である「Triple Advanced Compaction Technology(以下 トリプルACT)」は、超微細な金属粉をバインダージェット工程で塗布、散布、圧縮する独自の方法で、現在ラインアップされる同社の全てのプリンタに搭載されている。この技術は、97%以上の最終的な部品密度と、使用する材料に応じて1%~2.5%未満の範囲の寸法公差を実現することができ、プリント部品に高い一貫性をもたらすことができる。同社は今回の成果に加えて、造形容積400×250×250mm、造形速度最大3600cm³/hrのリプルACT技術搭載モデル「X1 25Pro」3Dプリンタ2台を新規に導入。この2台のプリンタは、17-4PHと316Lの2種類のステンレス素材に特化して使用され、ステンレス製3Dプリントパーツの生産量の増加を目指している。
現在同社のバインダージェットシステムは、合計20種類以上の金属、セラミック、複合材料を加工しており、316Lや17-4PHといったステンレス鋼に加え、305L、M2工具鋼、6061アルミニウム、銅、そして昨年8月にバインダージェットプロセスの認定を受けたインコネル718など、さまざまな種類の単一合金に対応している。
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