3D Systemsがオンデマンド部門を売却

3D Systems、オンデマンド・マニュファクチャリング事業部門を米国投資会社へ売却

米国のプライベート・エクイティ・ファンドであるトリランティック・ノース・アメリカ(Trilantic North America)は、サウスカロライナ州に本拠を構える3Dプリンタメーカー 3D Systems のオンデマンド・マニュファクチャリング事業部門を買収することを発表した。

売却額は8,200万ドル(約90億円)で、今後同部門は「Quickparts」の名称で運営される。また、テネシー州ローレンスバーグ、ワシントン州シアトル、フランスのルマン、イタリアのピネロロ、イギリスのハイウィコムにある3D Systemsのオンデマンド3Dプリンティング施設は、250人のスタッフと共にQuickpartsへ引き継がれる。

3D Systemsは昨年、統合型CAD/CAM 3Dプリンティングソフトウェア「Cimatron」とCNCプログラミングソフトウェア「GibbsCAM」を運営する同社のCimatron事業および関連子会社を、テクノロジーに特化したグローバル投資会社 Battery Ventures に6,500万ドルで売却する契約を締結している。今回の売却は、同社の新CEOジェフリー・グレイブス氏による3D Systemsの最適化戦略の一環であり、この取引は2021年の第3四半期の完了を予定している。

またQuickpartsは、今後も3D Systemsとの協力関係を継続し、既存の施設内にある約200台の自社製3Dプリンタを利用して顧客をサポート継続するとしている。


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