3D Systems、製造施設を拡張

3D Systems、産業用およびヘルスケア用3Dプリント需要に応えるためAM製造施設を拡張

米国サウスカロライナ州に本拠を構える3Dプリンタメーカー 3D Systems は、アディティブ マニュファクチャリングの導入を加速させることを目的とした「Application Innovation Group(AIG)」を通じたヘルスケアおよび産業用3Dプリント機能に対する需要の高まりに対応するため、コロラド州デンバーに50,000平方フィートの製造施設を追加する計画を発表した。

同社は10年以上に渡り、FDA登録され「ISO 13485」を取得したデンバーの拠点で、医療用手術器具やインプラントなどを製造しており、現在までに同社の3Dプリンタと手術計画ツールは、200万個以上の医療機器インプラントの製造と、14万件以上の患者固有の手術ガイドを提供している。今回の投資により同社は、個々の患者に特化した頭蓋顎顔面アプリケーションや新しい人工関節ソリューションの開発と導入を加速して、様々な治療を必要とする整形外科市場への参入を促進すると共に、製品化までの時間短縮を目指すとしている。

今回発表された製造施設拡張は2022年の第2四半期までに完成する予定で、生産ワークフローの自動化を目指し、入荷製品や後処理装置を含む複数の新しい3Dプリンタを追加することが計画されている。

3D Systemsの社長兼CEOであるJeffrey Graves氏は次のように述べている「当社のアプリケーション・イノベーション・グループ(AIG)は、ヘルスケアおよび産業用事業において、顧客の複雑なアプリケーションの採用を実現し、多大な効果を発揮してきました。私たちは、お客様のアプリケーション性能やコストに関するニーズを理解し、そのニーズを満たすためにカスタマイズされたソリューションを開発することから始まるコンサルティングアプローチを追求しています。積層造形で実現可能か?というお客様の理解を現実のものとするため、アプリケーションの共同開発から部品やプロセスの認定・検証、製造、そしてお客様の現場に完全なソリューションを設置するまで、私たちはお客様と協力して、設計・製造上の困難な課題を解決し、お客様がその勢いを維持できるようにします。」


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