中国国営企業、2025年までに200台の金属3Dプリンタ導入

中国の国営企業「CISRI」は、2025年までに200台の金属3Dプリンタを導入する

中国の国営企業である中国鉄鋼研究所グループ(China Iron & Steel Research Institute Group 以下 CISRI)は、2021年度中に、金属3Dプリンタメーカー HBD から23台の大型金属3Dプリンタの導入を完了し、2025年までに中型・大型を含む約200台の金属3Dプリンタを導入する計画を発表した。

HBD-1000

CISRIは、2019年にアディティブ・マニュファクチャリング・センター「CISRI G-Light」の建設を開始し、中国の金属3DプリンタメーカーであるHBDと協力して、アディティブとサブトラクティブのハイブリッド技術を統合したレーザーパウダーベッド装置の開発を進めてきた。この発表から僅か数ヶ月の間に、16台の中型・大型金属3Dプリンタの導入を完了。
既に導入されている金属3Dプリンタ「HBD-1000」は、最大造形サイズ1立方メートルに達する超大型金属3Dプリンタで、4本のレーザーを搭載し、様々な大型金属部品を製造できる。また同施設にはHBD製以外にも、EOSのクワッドレーザーシステム「EOS M 400-4」4台が導入されている。

CISRIは、北京の巨大ハイテクパーク「中関村サイエンスパーク」における革新的企業100社の一つであり、中国における新たな金属材料の研究開発拠点で、冶金産業の主要なキーテクノロジーと共通テクノロジーの革新拠点としても機能している。CISRIは、国家の冶金分析・試験技術を牽引する役割を担う組織であり、長期的な発展過程において、多くの国家プロジェクトやテーマを引き受けており、海洋、陸地、航空、航空宇宙、原子力技術、国民経済の産業分野において、並外れた研究開発力を発揮し、中国の先進技術発展に必要なパフォーマンスを生み出している。


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