米国シューズブランドが3Dプリントインソールを採用

Voxel8とHush Puppiesは、今後発売するデザイナーズシューズのインソールに3Dプリント品を採用することを明らかにした

ボストンを拠点とするデジタルマニュファクチャリング企業 Voxel8 は、米国のカジュアルシューズブランド Hush Puppies が今後発売するデザイナーズシューズのため、インソールを一括して3Dプリントすることを明らかにした。

Hush Puppiesは、Voxel8とのコラボレーションにより、自社のシューズ利用者に快適さ、耐久性、衝撃吸収性を提供する革新的なシューズラインを開発。これを実現するため両社は、格子状のインソールの特性を微調整し、着用者に「高い快適性」と「優れた履き心地」を提供する3Dプリントインソールを製造。新しいインソールは、初期テストにおける10万サイクル後もクッション性を損なうことなく、従来のフォームに比べて厚みの変化も4分の1に抑えることに成功。さらに、Voxel8のプリント技術は金型や複雑な工具を必要としないため、生産ワークフローを簡素化し、最終製品の市場投入までの時間を短縮することができる。

Voxel8のCTO兼共同設立者であるTravis Busbee氏は「当社の持続可能でスケーラブルな技術は、設計サイクルタイムを短縮し、工具を使わずに製造することで、フットウェアの開発・製造方法を変革します。また、当社のソフトウェアによるデジタル製造は、将来的にコスト効率の高いカスタマイズされたデザインへの扉を開くものです。」と述べている。
Voxel8は今後、マサチューセッツ州サマービルにある施設で生産を拡大し、アジア市場における大量生産に向けて生産能力を拡大することを予定している。

ハーバード大学のエンジニアチームによって2014年に設立されたVoxel8は設立以来、積層造形システム、ソフトウェア、材料などの開発を手掛け、2015年にはPLAと導電性銀インクを同時に成膜できるエレクトロニクス3Dプリンター「Voxel8 Developers Kit」を発表し、世界的に大きな話題となった。
その後Voxel8は、高性能なスポーツシューズ用アッパーやスポーツ用品の製品開発、着用テスト、限定生産を行うためのマルチマテリアルデジタル製造システム「ACTIVELAB® DIGITAL FABRICATION SYSTEM」をリリース。スポーツ、医療、インダストリアル、衣装など様々なアプリケーションに対応したカスタマイズ製品に対応している。


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