- 2020-12-16
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中東の研究機関MEETが僅か2週間で90㎡の3Dプリント住宅を建設
建設技術の最新動向を探るために設立された組織 中東エンジニアリングテクノロジーズ(The Middle East Engineering Technologies 以下 MEET)は、シャルジャ研究・技術・イノベーションパーク(Sharjah Research Technology and Innovation Park 以下 SRTI Park)と提携して、最新の建設3Dプリント技術を用いたコンセプト住宅を建設した。
官・民・学の三位一体のコラボレーションによって展開されるこのプロジェクトは、モバイルおよびモジュラー3Dコンクリートプリント技術を開発する CyBe チームの最新技術と、伝統的なUAEの建築様式を用いて建設された90㎡の住宅で、高い断熱性とソーラーパネルをエネルギー源とした持続可能性を追求。
Photo : SRTI Park
建設3Dプリンタの操作は3~4人の作業員で済むため、手作業によるミスが減り、製品の品質向上が期待できるものであり、住宅などの構造物の建設工数を大幅に削減することができる。また、3Dプリントされた住宅はモジュール化されており、要素ごとに構築されるため、要件に応じてカスタマイズや生産数を増やすことが容易に可能となる。
MEETプロジェクトの幹部であるHaidar Alhaidary氏は取材に対し、次のように語っている「3Dコンクリートプリント技術は、建設の未来になるでしょう。3Dプリントが提供するメリットの一つは、作業時間を最大50%程度節約できることです。また3Dプリント技術は、建設に必要な材料だけを押し出すため、建設資材の無駄を減らすことでコストの節約も得られると考えています。」
建設3Dプリント技術は、イノベーションや科学研究だけでなく、天然資源のソリューションを見つけだし、持続可能な生活の研究と技術を展開することを促進する上で重要な役割を果たしている。
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