- 2019-12-18
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ランボルギーニはCarbonとのパートナーシップを拡大し、新型車両に3Dプリント部品を適用
シリコンバレーに本拠を置く3Dプリンタメーカー Carbon は、高級スポーツカーメーカー Lamborghini(以下 ランボルギーニ)とのパートナーシップを拡大。
ランボルギーニは、Carbonの3Dプリンティングテクノロジーを使用して、ランボルギーニ初のハイブリッドカー「Sián FKP 37(シアン・エフケーピー 37 以下 シアン)」の中央および側面に設置するダッシュボードエアベント(通気孔)を製造した。
2019年2月、ランボルギーニは同社の高級SUV「Lamborghini Urus(ランボルギーニ・ウルス)」の量産部品を生産するための戦略的パートナーとしてCarbonとの提携を発表(関連記事はこちら)
Carbonの「Digital Light Synthesis(DLS)」技術とCarbon独自の「EPX 82 エポキシ」樹脂材料を使用し、エアダクト用のクリップコンポーネントとテクスチャー加工された燃料キャップ部品を製造。これらの部品の製造に成功した後ランボルギーニは、3Dプリンティング技術を活用した製品開発をさらに拡大している。
ランボルギーニは、3Dプリント技術を用いてシアンのエアベントを3Dプリントすることで、部品製造のリードタイムを12週間短縮。このエアベントは、ウルス用部品と同じ「EPX 82 エポキシ」材料を使い製造されている。この材料は、燃焼性、揮発性有機化合物、熱サイクル、熱老化に関するランボルギーニの厳しいテストに合格している。
Carbon独自の技術「DLS」は、高速3Dプリント技術「Continuous Liquid Interface Printing(CLIP)」テクノロジーによって実現されるもので、この技術を使用して、初期のコンセプト案からショーモデル用部品製造まで3週間で完了することができる。様々な設計反復を経て最高の結果を得た部品は、わずか3か月で最終製品本に移行することができる。
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