- 2019-5-24
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南陽工科大学の研究チームは3Dプリント技術を使用し僅か9時間で住宅用バスルームを建築
シンガポールの南陽工科大学(NTU)の研究チームは、独自のコンクリートプリント技術を用いて、世界初の3Dプリント製バスルームを開発した。
大型の3Dプリントロボットで構築されたバスルームは、僅か9時間で1.6×1.5×2.8mの大きさのプリントを終え、その2倍のサイズとなるもう1つのバスルームは、約12時間でプリントされた。
従来のプレハブ浴室ユニットよりも30%軽量化されたバスルームの壁はW格子状にプリントされ、構造的な強度を追加。また、壁に穴を開ける代わりに、パイプやワイヤーをこの構造物内の空きスペースに取り付けることができる。
家具なし状態でプリントを終えたバスルームは、プリント後に約5日間掛け、床、タイル、シャワー用給水管、排水管そしてトイレを設置。
このプロセスは、一般的なコンクリート型枠を使用して建築されるプレハブバスルームの半分のコストと時間で完成させることができる。
コンクリートまたは軽量壁パネルを使用した従来のプレハブバスルームは、デザインに制約が生じるが、3Dプリンティング技術を用いることで、その自由度が一気に高まる。
また、オンデマンドプリントによる建築は在庫コストを削減するだけでなく、輸送のための物理的なコストや二酸化炭素排出量の削減、人件費などを大幅に減らすことが可能となる。
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