安価な3Dプリンタで造られたランボルギーニが完成

安価なデスクトップ3Dプリンタを使用して手造りされたランボルギーニ・アヴェンタドールが完成

3Dプリント愛好家で物理学者であるスターリング・バッカス氏が、自身の息子と共に、自宅にあるデスクトップ3Dプリンタを使用して製作していた3Dプリント製「ランボルギーニ・アヴェンタドール」が完成した。
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All image:facebook.com/lasersterling

息子へのSTEAM教育の一環として、CNC、ウォータージェット切断機、安価な3Dプリンタなど、多くのツールを使用して、自宅ガレージで制作に着手したバッカス氏は、2年以上の歳月を掛けてこの3Dプリント製「ランボルギーニ・アヴェンタドール」を完成させた。

コルベットエンジンとケネディエンジニアリングの駆動系キットを納めるフレームを覆うボディパネル、ヘッドライト、テールライト、内装部品、通気孔は、デスクトップタイプ3Dプリンタ「Creality CR-10S」「Creality CR-105S」「QIDI Xpro」とPLA材料で分割造形された後に組み立てられ、カーボンファイバーで覆い強度をアップ。カーボンで覆うことができない部品には、用途や強度に応じて、ASA、ABS、PETG材料を使用。2019年7月に紹介した時点で、計220本以上のスプールを消費していた。

製作中の3Dプリント製ランボルギーニ・アヴェンタドール

また、3Dプリンタで造られたこのアヴェンタドールはランボルギーニ社にも認められており、この親子の取り組みに共感したランボルギーニは、2019年のクリスマスキャンペーン「Lamborghini Real Lover」の一環として、バッカス親子に真新しい本物のランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)を届けるサプライズ企画を行った。
関連記事:3Dプリント製ランボルギーニを本物と交換

バッカス親子は今夏、スーパーカーの運転を体感できるモータースポーツイベント「Xperiences」にてこの3Dプリント製「ランボルギーニ・アヴェンタドールを展示し、来場者から大きな関心を集めた。


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