My Track Technologyが3Dプリント技術を活用して電動救急車両の開発を推進
環境に優しい電動リモコントラックビークルを開発するカナダの企業 My Track Technology(以下 MTT)は、大手3Dプリンティング・サービスプロバイダである Shapeways のサポートを受け、3Dプリント技術を活用して、過酷な環境下での走行を想定し設計された遠隔制御の電動トラックビークル「MTT-154 2020」を開発している。
トレーラー+スレイから構成される「MTT-154 2020」は、緊急救助、鉱山輸送、農業などの民間・軍事用途に適した遠隔制御の電動トラックビークルで、SLS 3Dプリンタとナイロン(PA12)を使用して製造された10点の最終用途部品が採用される。また同社はこのレスキュー車両開発と同時に、SLS方式3Dプリントシステムを使用して構築されたフレームを採用した小型のロボットも開発している。
MTTは、Shapewaysとの連携により、車両開発のプロトタイピングから最終用途部品生産にまで対応。金型を必要としない3Dプリント技術を活用した小ロット部品生産により、製品開発時間を6ヶ月間短縮し、コスト削減に成功している。
MTTの製品開発責任者であるMichael Martel氏は「3Dプリンタを購入する際には、驚くほど多くの選択肢が用意されていますが、部品の大きさ、表面仕上げ、生産性などを考慮した際、すべてのアプリケーションに対応するプリンタを持つことが困難です。10万ドル以上の投資をしない限り、Shapewaysのような品質、堅牢性、精度、表面仕上げを手に入れることはできません。」と述べている。
関連記事
- ポルシェ、3Dプリント製カスタムシートを発表
- ランボルギーニ「シアン ロードスター」3Dプリント技術でカスタマイズ
- BMWが大規模な3Dプリンティングキャンパスを開設
- 3Dプリント製ランボルギーニが初ドライブ
- アルファロメオ新型F1マシンに143個の3Dプリントパーツを装備
- 3Dプリント製ハイパーカー「Czinger 21C」
- アルファロメオF1チーム、金属3Dプリンタの活用を拡大
- 3Dプリント製電気自動車がKickstarterからローンチ
- Stratasysがレーシングチームと提携し3Dプリント部品を開発
- XEVの3Dプリント自動車が量産開始
- 大型3Dプリンタで製造される小型電気自動車
- 車体の80%に3Dプリント部品を採用した「Olli 2.0」
- 3Dプリント部品採用の高級スポーツカー「Mono R」
- 3Dプリント部品を採用したMINI最速限定車「JCW GP」
- 3Dプリント製ランボルギーニを本物と交換
- ランボルギーニ、新型モデル用3Dプリント部品の生産を開始
- ダイムラーバス、3Dプリント製スペアパーツの使用を拡大
- ベンツが3Dプリンタでクラシックカー用部品を製造
- 3Dプリントパーツ装着のブガッティが世界最高速記録を更新
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp