韓国最大の3Dプリント製造施設が開設

韓国の財閥グループ企業斗山重工業が国内最大の3Dプリンティング製造施設を開設

韓国の財閥である斗山グループに属する総合重工業企業斗山重工業は、昌原本社の敷地内に3Dプリント製造施設を建設したことを発表。 オンラインで開催されたこの3Dプリンティングファブリケーション施設のオープニングイベントには、地元市長をはじめ、政財界の要人が多数参加。 斗山重工業は、招待状と共に3Dプリンタで制作したタービンブレードの模型を配布した。

発電所用ガスタービンのより高度な製造方法を得るため、2014年から3Dプリント技術の採用を開始した斗山重工業は、発電所用大型ガスタービンや韓国の戦闘機「KF-21」の試作部品など、様々な分野の顧客に対して3Dプリント部品を供給しており、本年9月には、通商産業エネルギー部傘下のセラミック専門研究機関である韓国セラミック工学技術院(KICET)と「3Dプリンティングとガスタービン材料技術の協力に関する覚書」を締結している。

同社は現在、世界最大級のPBF金属3Dプリンタで、産業規模の連続生産を可能にする「GE Concept Laser X-line 2000」の他、GE Concept LaserとEOSの金属用3Dプリンタ5台を保有しており、これらはすべて新しい韓国最大の3Dプリントファブリケーション施設に設置されている。

斗山重工業のCSOであるYongjin Song氏は次のように述べている。
「エンジニアリング、材料、製造に関する専門知識を背景に、斗山重工業は、様々な種類の金属3Dプリントプロセスを独自に開発する能力を持つ韓国で唯一の企業に成長しました。我々の3Dプリンティング技術を、発電所の部品製造だけでなく、航空・防衛分野の部品開発など、より多くの分野に応用することで、相乗効果を生み出すことを計画しています。」


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