GE、10万個の燃料ノズルを3Dプリント

GEアビエーション、3Dプリンタ製燃料ノズルの出荷数が10万個に達したことを発表

米国の複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の GE Aviation(以下 GEアビエーション)は、3Dプリンタで造られた燃料ノズルの出荷数が10万個に達したことを発表した。

GEアビエーションは、2015年から航空機エンジン用燃料ノズルの3Dプリントを行っており、2018年にはアラバマ州オーバーンにあるアディティブ・マニュファクチャリング施設で、3Dプリントされた燃料ノズルの総数が3万個に達したことを発表している。GEアビエーションの説明によれば、オーバーンの工場で3Dプリントされた燃料ノズルは、GEのCFMインターナショナルとサフラン・エアクラフト・エンジンの合弁会社である CFM LEAP(Leading Edge Aviation Propulsion)エンジンに搭載されているという。今年初めに1,000万飛行時間を達成したこのエンジンは、2万~3万5,000ポンドの推力を必要とする民間航空機用に設計されており、2016年のフライト開始以来、従来のジェットエンジンが達成できなかった15%の燃費向上を実現。

従来の方法では、溶接やロウ付けを用いて造られていた燃料ノズル先端部の部品数を、3Dプリント部品に置き換えることで18~19個に削減。ノズルチップの重量も25%削減することに成功している。

アディティブ・マニュファクチャリング(3Dプリンティング)業界を専門に分析する米国バージニア州の市場調査会社 SmarTech Analysis が発表したレポート「Opportunities in Additive Manufacturing for Civil Aviation Parts, 2019-2029」によれば、民間航空部品における3Dプリントのアプリケーションケースは多岐に渡っており、航空宇宙産業ではAMハードウェアとマテリアルへの大規模な投資が続いている。そしてこの成長を支えているのは、サフランやGEアビエーションなどの大手サプライヤーだと説明。
現在製造される燃料ノズルは、GEアビエーションが製造する数多くの3Dプリント航空機部品の一つであり、航空コンポーネントおよびシステムの設計、製造、保守を行うGE傘下の Avio Aero では、この技術を用いてエアバス(Airbus)のハイブリッドヘリコプター「RACER」の部品やサブシステムや、GEの新型ターボプロップエンジン「Catalyst」の部品などを製造している。


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