GE9XエンジンがFAA認証を取得

300以上の3Dプリント部品を搭載するボーイング777X用GE9XエンジンがFAA認証を取得

米国の複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の GE Aviation は、300以上の3Dプリント部品を搭載するボーイング777X用GE9Xエンジンが、連邦航空局(FAA)の認証を受けたことを発表。
この認証を取得したことによりGEは、GE9Xエンジンの量産と商用サービスの開始が可能となった。

多くの3Dプリント部品を統合したGE9Xエンジンは、ボーイング777X用に設計された最新のターボファンエンジンで、燃料効率が高く従来のエンジンよりも20%燃費が向上。またこのエンジンには、イタリアの Avio Aero とオハイオ州にあるGEの Additive Technology Center(ATC)チームが製作した3Dプリントされたチタンアルマイト製のエンジンブレードも組み込まれており、より効率的に燃料を燃焼させ、少ない排出ガスでより多くのエネルギーを生成することができる。

炭素繊維複合材で作られた134インチのファンは、効率よく航空機を推進させるため、可能な限り多くの空気を取り込むよう設計されている。

FAA認証プロセスはとても厳しく、GEアビエーションは2017年から認証を得るまでに9種類のエンジンのテストを実行。これら一連のテストには、水やひょうの曝露からバードストライクまで、あらゆるものをエンジンに投げ入れるテストや、稼働中にエンジン内部のブレードが破損し飛散するブレードテストなど、多くの過酷なテストを実施。また別のテストでは、エンジンを様々な条件で数千回もの離着陸をシミュレートした後、分解して各部品を検査。
これらの厳しいテストを経たエンジンは、2019年にボーイングへ向けて出荷を開始し、4機の777X試験機でテストフライトを実行した。
関連記事:300点の3Dプリント部品を搭載するボーイング777X

FAA認定後GEは、エンジンモジュールの受注が600件を超えたことを発表。多くの3Dプリント部品を搭載するボーイング777Xは、2022年前半に就航を予定している。


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