Audi生産ライン効率化のため3Dプリンタの使用を拡大

Audiは自動車の生産ラインに3Dプリント製プラスチック工具の使用を拡大する

ドイツの自動車メーカーAudi(アウディ)は、生産ラインの効率化とコスト削減のため、ポリマー(プラスチック)3Dプリンティングの使用を拡大することを発表した。


Photo Audi Sina Feirer

Audi R8の生産ラインであるハイルブロンにあるBöllingerHöfeのイノベーションファクトリーでは、過去5年間に渡り、毎日4台のUltimakerMakerBotを稼働させ、作業員からのリクエストに応じてカスタマイズされた、3Dプリント製工具(補助ツール)を製造し、提供している。


BöllingerHöfe 3Dプリントセンター Waldemar Hirsch(左)とCemGülaylar(右)

Audi Sportの3Dプリンティングコーディネーターとして工具製造に対応しているWaldemar HirschとCemGülaylarは、次のように述べている「私たちの目標は、できるだけ早く同僚に3Dプリントされたツールを提供し、彼らの日常業務をサポートすることです。」
彼らはテンプレートなしで特定の要望を満たす補助ツールをカスタムメイドするため、直接現場に出向き必要な部位を測定。長年の経験を活かし、CADを使ってツール類を設計する。

使い勝手を考慮し設計された工具は、センター内にあるFFF/FDM方式3Dプリンタで、安価なPLA材料を使用して迅速に制作。同センターがこれまでに提供したツールは、会社全体で数百単位になる。

短時間でリクエストされたカスタムツールを提供することで、メンテナンス費用の削減と業務の効率化に貢献することが明確であることを証明したAudiは、この分野を拡大する一環として、ポリマー3Dプリンティングを統合、監督する専門部門を設立する予定である。

アウディはまた、生産におけるポリマー3Dプリンティングの使用を広げることに加え「Cultural Change」を推進するという包括的な目標を掲げ、生産ラインの従業員に対し、テクノロジーへの関心を高め、従事させることを目指している。

Ultimaker S5 を1ヶ月無料で貸し出す体験型プログラム

様々な3Dプリンタ及び関連ツールを販売する BRULÉ, Inc.(ブルレー)は、Ultimakerの最新機種『Ultimaker S5』を、一ヶ月間無料で貸し出す体験型プログラム「ローナープログラム(一ヶ月無料体験プログラム)」を実施している。
ローナープログラムの詳細、申込み方法はこちら
https://idarts.co.jp/3dp/brule-ultimaker-s5-loaner-program/


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