- 2019-8-2
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ダッソー・アビエーションが次世代のエンタープライズ・プラットフォームを推進するため全プログラムに3DEXPERIENCEを適用
ダッソー・システムズは、仏航空機メーカーのダッソー・アビエーションが、同社のビジネスジェット機「ファルコン」ファミリーの全開発プログラムで「3DEXPERIENCE」プラットフォームを使用していることを発表。ダッソー・アビエーションは、3DEXPERIENCEプラットフォームを使って設計、開発、生産、バリューチェーンの管理を行い、ファルコン・ファミリーの拡充や革新を推進。プラットフォームというアプローチを採ることで、ダッソー・アビエーションは航空機の開発全体を管理でき、ビジネス・プロセスをより適切に組み合わせ、機体の性能を引き上げながらコスト削減も実現。
ダッソー・アビエーションは、3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤とする航空宇宙産業向けソリューション・エクスペリエンス (「ウィニング・コンセプト」、「プログラム・エクセレンス」、「コデザイン・トゥー・ターゲット」、「レディー・フォー・レート」、「ビルド・トゥー・オペレート」および「キープ・ゼム・オペレーティング」) を導入。3DEXPERIENCEプラットフォームは、3D設計と解析、シミュレーション、インテリジェンスといった各種のアプリケーションを単一のデジタル環境に組み込んでおり、ダッソー・アビエーションのすべての部門は、製品の構想から保守まで、データに容易にアクセスできる。ダッソー・アビエーションの各チームは、これまで社内に蓄積されたナレッジ (知識) の再利用、ノウハウやベスト プラクティスの活用ができるようになり、社内はもちろん、グローバル・サプライチェーンに連なる数百という業界パートナーやサブコントラクターとも容易に連携できるようになる。
これは、2018 年に始動した、3DEXPERIENCEプラットフォームによるダッソー・アビエーションのデジタル・トランスフォーメーションにおいて、製品、サービス サイクル、品質、コストに関する同社の業務の最適化を前進させるための次の段階にあたる。
ダッソー・アビエーションでチーフ・デジタル・オフィサーを務めるジーン・サス氏は、次のように述べている。
「デジタル・トランスフォーメーションを進める上で、3DEXPERIENCE プラットフォームを使用してデジタルなマルチプログラム手法の開発を進めています。そこでは特に、プログラム管理、調達、品質プロセス用のデータへのアクセスを容易にしています。航空産業における私たちのパートナーはすべて、単一のデジタル・プラットフォーム上で、お客様と連携できるようになります。これによって究極的には革新的な新しい飛行体験をお客様に提供できるようになります」
ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛産業バイスプレジデントであるデビッド・ジーグラ―は次のように述べている。
「3DEXPERIENCE プラットフォームとは、イノベーションの実現に向けた全体的なアプローチです。このプラットフォームによってダッソー・アビエーションは、統合されたテクノロジーと機能を手にし、構想からオペレーションまですべてのプロセスの点と点をつなぎ、現実のデータをバーチャル世界に取り込んで解析し、次のアクションを定め、サプライヤーのバリュー・ネットワークをより強固でダイナミックなものにし、ナレッジ、ノウハウ、プロセスを駆使して未来の航空機づくりに向かっていくことができます」
ダッソー・アビエーションのビジネスジェット「ファルコン」は、50年にわたり、広いキャビンを持つ長距離航空機として市場をリードしてきたモデルの一つで、2,100機以上のファルコンが90カ国で使われている。現行モデルは、低燃費、低排出量、快適さや広さで知られ、広範囲の移動ニーズに対応。次世代のファルコンは、こうした現行モデルの利点を継承していくものである。
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