- 2020-3-1
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, AIRBUS, ARMY, Direct Manufacturing, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, GE, navy, Pentagon, Renishaw, SLS, Titomic, テクノロジー, 国防総省, 米軍, 粉末焼結, 航空機, 軍事
金属3DプリンタメーカーTitomic、グローバル防衛企業と2550万豪ドルの販売契約を締結
世界最大の金属3Dプリンタと特許取得済みの工業生産向け最速金属3Dプリントプロセス「Titomic Kinetic Fusion(以下 TKF)」を有するオーストラリアの3Dプリンターメーカー Titomic は、世界的な防衛サプライヤーである Composite Technology と2550万オーストラリアドル(約18億円)の機器販売契約を締結。Titomicはこの契約を通じて、Composite Technologyに2つのTKF製造システムを提供する。
TKF製造システムは、自動ロボットプロセスを使用して金属粉末を超音速まで加速し、粒子を衝突させることにより溶融せずに1時間あたり75キログラムの速度で大きな金属部品を構築する。この技術は従来の方法と比較して、材料廃棄物を最大90%節約し、温室効果ガスを60%削減する。
Composite Technologyはこの契約を通じて、2つの産業規模金属部品製造用TKFシステムを導入。両社は、TKFシステムを使用した防衛関連製品の認定製造プロセスを開発する共同協力協定(JCA)を締結し、TKF製造システムで使用可能な防衛製品向け新材料と製造プロセスを共同で開発する。Composite Technologyは、TKF製造システムを使用して製造された防衛関連製品(NATO交換部品)の設計、開発および生産の品質保証要件の認証を得るため、追加で750万オーストラリアドル(約5億円)を投資する。
関連記事
- BAE SystemsがAM技術を使用して戦闘機システムを開発
- Titomic、世界最大の金属3Dプリント製ロケットを発表
- 豪州の山火事支援のため高級3Dプリント自転車を競売
- 自動車サイズのプリントが可能な大型3Dプリンタ「MAMA」
- 大型3Dプリンタで製造される小型電気自動車
- 米軍、3Dプリンタの活用拡大を目指す
- British Airwaysが3Dプリント航空機部品の試用を開始
- 米軍が世界最大・最速の金属3Dプリンタ開発に投資
- 防弾性能を有した3Dプリントキューブ
- F-35戦闘機製造に3Dプリント技術を活用
- 米海軍メタル3Dプリント部品の採用を拡大
- フランス軍がスペアパーツ製造に3Dプリンタを導入
- 世界初、戦闘車両用部品を3Dプリンタで製造
- オランダ空軍は修理業務にUltimakerの3Dプリンタを採用
- 岩国米軍基地のエンジニアは3Dプリンタで部品を開発
- 米空軍F-22戦闘機に3Dプリント部品を適用
- 米国陸軍は戦地の廃棄物から部品を3Dプリント
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp