スミソニアン博物館、所蔵品データを無料公開

Sketchfab、高精度なスキャン技術から生成された文化財データをパブリックドメインで公開

3Dコンテンツプラットフォーム Sketchfab は、スミソニアン博物館を含む世界中の27の文化機関とのコラボレーションを発表。同社のオンラインプラットフォームを通じて、高品質3Dスキャン技術を利用し生成された文化遺産データを、パブリックドメイン「Creative Commons Public Domain identifier(CC0)」ライセンスで公開した。


スミソニアン研究所によってSketchfabにアップロードされた「Apollo 11 Command Module」の3Dモデル

Sketchfabは、米国のクリーブランド美術館、ロシアのダーウィン博物館、デンマークの自然史博物館、英国の科学博物館の他、13カ国計27の文化団体が所蔵するデータを同社プラットフォームを通じてCC0ラインセンスで公開。最も注目すべきメンバーの1つであるスミソニアン博物館は、所蔵する280万点を超える2Dおよび3Dモデルを無料でダウンロードできるオープンアクセスプログラム『Smithsonian Open Access(スミソニアン・オープンアクセス)』を展開。

この新しいオープンアクセスプログラムの一環として、Sketchfabのオンラインプラットフォームにアップロードされた3Dモデルをパブリックドメイン(CC0)で公開。Sketchfab登録ユーザーは、商業目的でも許可なしに使用、複製、修正、再配布することができる。

スミソニアン博物館は今後、1億5500万点におよぶ所蔵アイテムのデジタルパブリック化を進める計画をしており、2020年末までに更に20万点の作品を追加する予定である。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る