文化遺産に直接触れる3Dプリントレプリカ

スペインの歴史博物館は文化遺産に直接触れることができる3Dプリントレプリカを展示

スペイン・マヨルカのマナコール歴史博物館は、5月19日から7月15日まで開催されているイベントで、来場者が直接触れることができる12点の文化遺産の3Dプリントレプリカを展示した。

マナコール歴史博物館は同イベントにおいて、健常者だけでなく、視覚障害を持つ来場者にも作品を理解してもらうため、博物館がコレクションする文化遺産の一部を、高精細な3Dプリント技術を用いて再現し展示した。

展覧された12点の作品は、フォトグラメトリー(写真測量法)によってデジタル化され、細部のディテールを忠実に再現するため、100〜200ミクロンのレイヤーピッチで3Dプリント造形された。
3Dプリントを終えた造形物は、本物の質感や色を忠実に再現するため、プロの修復業者によって加工されているため、本物と見分けがつかないレベルにまでに仕上げられた。

またマナコール歴史博物館は、同イベントに訪れることができない人のため、12点のコレクションをオンライン上で閲覧できるようSketchfabにて3Dモデルを公開している。


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