3Dプリント技術で有名絵画を実写化

3Dプリント技術でレンブラントの絵画「夜警(Night Watch)」をリアルに再現

オランダの写真家 Julius Rooymans とファッションデザイナー Hans Ubbinkis は、17世紀のオランダ人画家レンブラント・ファン・レインの1642年作品「夜警(Night Watch)」の実写化プロジェクト「Nachtwacht 360」のため、3Dプリント技術を活用。

All image:Nachtwacht 360

「Nachtwacht 360」というタイトルの同プロジェクトは、夜警内に描かれた22人の人物を同じ構成、同じ衣装で忠実に再現するため、オランダのコレクターから17世紀当時のアイテムを多数調達。しかし、ヘルメットや剣など、レンブラント自身の創造により描かれ入手が不可能な複数のアイテムを再現するため、3DアーティストRobin Brockotterと協力し、絵画を元に忠実に立体化されたヘルメットや剣など、複数アイテムを作成した。

3Dモデリングされたヘルメット


オリジナルの絵(右上)、3Dプリントされたヘルメット(下)

3Dプリント用にモデリングされた各アイテムは、プロジェクトパートナーであるオランダの3Dプリントサービスプロバイダ Oceanz が、高精度なSLS方式3Dプリンタで造形し、実写撮影用にリアルに仕上げ加工された。

オリジナルの夜警と同規模の4×5メートルの作品となる「Nachtwacht 360」は、7月4日から8月4日までアムステルダムのOostenburgermiddenstraat 101で開催される個展に出品される。


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