ISILに破壊された歴史的建造物を3Dプリント技術で再現

ニューヨークとロンドンにISILによって破壊された都市遺跡の3Dプリントレプリカを設置

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ベル神殿本殿

文明発祥の地とも言われる中東イラクやシリアにおいて、歴史的文化遺跡の破壊を繰り返すイスラム過激派組織ISIL。
シリアを代表する遺跡の1つであるローマ時代の都市遺跡『パルミア』に位置する古代の石造遺跡『ベル神殿』も、2015年ISILによって破壊されてしまいました。

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衛星によって確認されたベル神殿の破壊

昨夏「狂気的な行動を繰り返すISISから文化遺産を守るThe Million Image Database Project」としてお伝えした「IDA(デジタル考古学研究所)」は、ハーバード大学、オックスフォード大学、ユネスコなどが連携し、テロ組織から歴史的に重要な建造物や資料を守るため設立された団体。

そのIDAは、狂気的な破壊を繰り返すテロ行為に対する反抗のシンボルとして、破壊されたベル神殿の門を3次元化し、3Dプリント技術を使ったレプリカの建設を計画。

研究者等は過去に撮影された写真(2D資料)を使用し、ベル神殿の門の正確な3Dモデルを作成。
今回その3Dデータを利用した3Dプリントレプリカ門を製作し、ロンドンのトラファルガー広場とニューヨークのタイムズスクエアにベル神殿の3Dプリントレプリカ門を設置します。

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トラファルガー広場に設置される3Dプリントアーチ(イメージCG)

ISILによって行われた無数の残虐行為は決して元に戻すことはできませんが、古代遺跡の3D​​プリントレプリカは、ISILへの抵抗の象徴として永遠に残されていくでしょう。

ベル神殿(Wikiより引用)

ベル神殿は、シリアのパルミラに位置する古代の石造遺跡である。神殿は、パルミラにおいて崇拝されたセム人の神ベルに捧げられ、パルミラの月神アグリボール (Aglibol) と太陽神ヤルヒボール (Yarhibol) とともに三位神として、パルミラの信仰生活の中心に造られ、西暦紀元32年に奉献された。Aedeen Cremin は、その遺跡をパルミラで「最もよく保存されたもの」と見なしている。2015年8月、国連訓練調査研究所(UNITAR)が衛星画像を解析した結果、イスラム過激派組織 ISIL によって破壊されたと発表した。

『The Million Image Database Project』と呼ばれるプロジェクトは、IDAとユネスコが連携し、安価な民生用3Dカメラを使った3D画像の撮影を実行。
同プロジェクトでは、2015年末までに紛争地域に5,000台のカメラを配布する計画が有り、配布されたカメラを利用して撮影された文化財の画像は、直接データベース上にアップロードすることが可能となっており、同組織は2016年末までに百万単位の3D画像を撮影し、データベースに取り込む計画を掲げています。


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