- 2019-5-21
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OriginはECCO及びBASFと提携し、量産用3Dプリンタ「Origin One」を発表
カリフォルニアを拠点とする3Dプリンタスタートアップ「Origin」は、フットウェアブランドと提携し、フットウェアの大量生産に適用可能な3Dプリンタ「Origin One」を発表した。
Originは、フットウェア生産に3Dプリント技術を活用するデンマークのフットウェアブランド「ECCO Group」と、ドイツの総合化学メーカーBASFのグループ会社「BASF 3D Printing Solutions(B3DPS)」と提携。
この提携を通じてECCOは「Origin One」3Dプリンタと、高い強度と耐衝撃性、弾力性と長期の紫外線安定性を特徴とするB3DPSの「Ultracur 3Dフォトポリマー」材料を活用し、同社の研究開発施設で、3Dプリントフットウェア生産の拡大に向けた研究を進めている。
造形領域192×108×350mm、設置面積400×450×1100mmとコンパクトな筐体の「Origin One」は、オープンマテリアル、モジュール式ハードウェア、ソフトウェアを組み合わせ、大量の高精細3Dプリントを可能にする光造形方式のマシンで、プログラム可能な光重合(Programmable Polymerization Process:P3)に基づく独自のシステムを採用し、プロセスを監視して自動的に製造条件を最適化。
1人のオペレーターが、大量生産のために複数のマシンを容易に管理することが可能なこのシステムをOriginは「Open Additive Production」と名付けている。
3Dプリンティングによる大量生産のキーとして、オープンマテリアルを重要視するOriginは現在、Origin One用の新しいフォトポリマーを開発している世界最大の化学メーカーBASFと提携し、3Dプリントフットウェアの量産化のためECCOの研究に協力。ECCOの研究開発担当副社長は「OriginのOpen Additive Productionにより、開発期間の短縮、コストの削減、製品化までのリードタイムの短縮が実現できると期待しています」と語っている。
Originは、5月21日から23日までデトロイトで開催される「RAPID + TCT」の会場で、この革新的な3Dプリントプラットフォームを展示する。
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