世界最大の化学メーカーBASFがSculpteoを買収

150年の歴史を持つ世界最大の総合化学メーカー BASF は、パリに本社を置くプロフェッショナル3Dプリンティングサービスビュロー大手 Sculpteo を買収した。

2019年11月14日、BASFの一部門 BASF New Business GmbH(BNB)とSculpteoは、買収に関する正式な契約を締結。買収価格などの詳細は明らかにされていないが、今後数週間以内に関係当局による承認を得る予定となっている。この買収によりSculpteoは、BNBの子会社である BASF 3D Printing Solutions GmbH(B3DPS)を支援し、パートナーに対しより迅速に革新的な3Dプリンティングソリューションを提供する。

2009年に設立されたSculpteoは、パリ、サンフランシスコ、英国、スペイン、ドイツ、スイスを含むヨーロッパ全域に拠点を持ち、10年以上に渡り3Dプリンティングサービスを提供するオンラインプラットフォームとして運営され、顧客はSculpteoのサイトを使用して75を超える材料と仕上げオプションを選択し、プロトタイプからカスタマイズオブジェクト、量産部品を製造することができる。

この買収によりBASFは、Sculpteo 3Dプリンティングプラットフォームをさらにグローバルネットワークに発展させることを目指す。そしてB3DPSの顧客およびパートナーは、サービスをマーケティングし、独自の顧客層を拡大するための追加チャネルにアクセスすることが可能になる。さらにSculpteo Design StudioとBASFの技術専門家が協力し、顧客に3Dプリンティングサポートのエンドツーエンドサービスを提供する。


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