AICTが世界初の3Dプリントパークを建設

aictが世界初の3Dプリントパークを建設、研究者がリサイクル骨材を使ったコンクリートの3Dプリントを調査

中国の建設用3Dプリント企業 Advanced Intelligent Construction Technology(以下 AICT)は、中国深セン市のコンベンションセンター「Shenzen World Exhibition and Convention Center」に、世界初の3Dプリント技術を活用した公園を建設した。

総面積5,523平方メートルの広さを有するこの公園は、AICTの6軸ロボットアームシステムと独自の建材を使用して3Dプリントされたベンチ、花壇、擁壁、縁石など、2,000個以上のコンクリート構造物から構成されており、わずか2ヶ月半で全ての構造物をプリント。同社の技術は、従来の建設方法に比べ、数分の一のコストで建造物の建設を可能にしている。

緑化率88%を誇るこの公園は、3Dコンストラクション・プリンティングの美学を示すものとして、エレガントで未来的な外観でデザインされている。

AICTの建設用3Dプリント技術は、高度なロボット工学、高性能材料、パラメトリックデザインを取り入れた大規模な構造物の作製を得意としており、3Dプリントに用いる材料の約50%が地元で調達可能な砂から構成されているため、輸送コストとそれに伴う二酸化炭素排出量を削減することができる。また、独自のアルゴリズムを用いるAICTの技術は、必要な場所だけにコンクリート材料をプリントすることで、建設プロセスにおける材料の使用量や廃棄物の量を削減する。

建設コストの中で大きな割合を占めるのが、熟練労働者の不足による人件費の上昇とされている。ロボットを使った建設3Dプリント技術は、労働力の生産性を高め、現場の効率化、労働者の安全性向上、建築時間の短縮を実現する。更に建設用3Dプリンタを使用することで、適度な大きさの住宅を僅か数週間で構築することが可能なため、建設時間、人件費、材料費を削減し、生産コスト全体を30%ダウンさせることができる。また、建設用3Dプリント技術は、物流や計画のコストも従来の建築方法に比べて格段に低くなるため、使用後に廃棄される型枠を必要とする従来の鉄筋コンクリートに比べ、技術的な問題を事前に解決した最適な建設方法を導き出すことができる。


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