建築用3Dプリンタメーカーが3Dプリント住宅コミュニティの建設計画を推進

Black Buffalo 3DとAlquistは、手頃な価格の3Dプリント住宅建設で提携

米国ニューヨーク州に本拠を置く建築用3Dプリンタメーカー Black Buffalo 3D(ブラックバッファロー3D)は、手ごろな価格の3Dプリント住宅建設プロジェクトを展開する Alquist と戦略的パートナーシップを締結。このグローバルパートナーシップによりAlquistは、Black Buffalo 3Dの超大型建設用3Dプリントシステム「Nexcon」を使用して、住宅・インフラプロジェクトに活用することを発表した。

Alquistは、主に米国の農村部を中心に手頃な価格の住宅を提供するためのプロジェクトに取り組んでおり、2021年6月には、東海岸で初の3Dプリンタによる分譲住宅を建設。このプロジェクトは、バージニア州の住宅メーカー Virginia Housing とバージニア工科大学(Virginia Tech)の協力を得て完成したもので、3Dプリントされた住宅は、従来の木造住宅に比べ、大幅なコスト削減と環境面において大きなメリットをもたらすことが証明された。これによりAlquistのチームは、米国内で注目を集めることになり、現在、オレゴン州、ペンシルバニア州、アイオワ州などで3Dプリント住宅コミュニティの建設計画を進めている。

今回の提携によりブラックバッファロー3Dは、自社の強みである技術革新、研究開発など、3Dプリンタや独自の建設用インクの製造規模拡大に注力することが可能となり、Alquistにおいては、建築設計、住宅建設、3D技術を活用した低価格で持続可能な住宅のコミュニティ開発で業界をリードするため、より多くの経験を積むことになる。


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