- 2021-4-4
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, BMW, CAR, Carbon, EOS, HP, MINI, SLA, テクノロジー, 仕上げ加工, 光造形, 粉末焼結, 自動車, 電気自動車
FIA フォーミュラEレースシリーズの新しいセーフティカーに3Dプリント部品を採用
2021年3月サウジアラビアで開幕した電気自動車のフォーミュラカーによる、次世代のモータースポーツ「ABB FIAフォーミュラE世界選手権(ABB FIA Formula E World Championship)」は、同選手権シリーズで使用される公式セーフティカー「MINI Electric Pacesetter(ミニ・エレクトリック・ペースセッター)」を発表。この「MINI Electric Pacesetter」は、3Dプリント技術を用いて製作されたユニークなデザインのシートや内外装パーツを装備している。
MINIシリーズのチューニングを行う英国のプロショップ「JCW/John Cooper Works(ジョン・クーパー・ワークス)」ブランドのマインドに触発された「MINI Electric Pacesetter」は、新型「MINI Cooper SE」をベースに製作されたもので、パフォーマンス特性と電動モビリティを融合し、JCWブランドの電動化の方向性を示す象徴的なモデルとされている。
3Dプリント技術から造られたシートパッドは、快適性、堅牢性、モジュール性を兼ね備えた革新的な構造を有しており、強度、硬さ、色をカスタマイズすることができ、個々の操縦者の体格、体重、好みに合わせることができる。またシート以外のインテリアパーツとして、インパクトアブソーバーやステアリング廻りのブーストパネル、センターコンソールトリム、運転席側ドアトリムなどにも3Dプリンタで製作された高品質なワンオフインテリアパーツを採用。
レーストラックでの使用に合わせデザインされたリアウイングやスポイラーなどのエクステリアパーツは、リサイクルカーボンと独自の3Dプリントティングプロセスから造られており、エアロ・エレメント上に配置される黄色いアクセントラインにも、3Dプリント部品を採用。
MINI Electric Pacesetterは、2021年4月10日にローマで開催される「第2回フォーミュラE世界選手権」で初めて使用される。
関連記事
- MINIの3Dプリントカスタムサービスが終了
- BMWが大規模な3Dプリンティングキャンパスを開設
- BMWは自動車製造における3Dプリント技術の活用を拡大
- BMW新型エンジンに3Dプリント製シリンダーヘッドを搭載
- BMWは3Dプリント技術で100万個超の自動車部品を製造
- MINIは3Dプリンタ等を使用したカスタム部品提供を開始
- アルファロメオ新型F1マシンに143個の3Dプリントパーツを装備
- 12個のレーザーを搭載したメタル3Dプリンタ「NXG XII 600」
- フェラーリ、3Dプリンタで人工呼吸器用バルブを生産
- ランボルギーニ、新型モデル用3Dプリント部品の生産を開始
- ランボルギーニが3Dプリンタで量産部品を製造
- ベンツが3Dプリンタでクラシックカー用部品を製造
- 3Dプリントパーツ装着のブガッティが世界最高速記録を更新
- ブガッティが3Dプリント部品の採用を拡大
- HPは過去1年で1000万点以上の3Dプリント部品を製造
- ステンレス鋼部品製作用「Ultrafuse 316L」販売開始
- ステンレス部品生産用フィラメント「Ultrafuse 17-4 PH」
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp