3Dプリント製手袋外し用フック、データを無料で公開

新型コロナウィルス感染症用3Dプリント製グローブリムーバー、データを無料公開

スイスに拠点を置く3Dプリントサービスプロバイダ― Rapid Manufacturing AG は、スイスのクリエイティブエージェンシー Atoll および Pragma Engineering と共同で、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策の一環として、使い捨て手袋取り外し時の感染リスクを軽減するシンプルなグローブリムーバーを開発。3Dデータを無料公開した。

マスクやフェイスシールドと並び、感染症対策として使用頻度が高まる使い捨て手袋だが、適切な感染症対策のためには、表面に付着した可能性のあるウィルスに触れぬよう、使用後の手袋の外し方にも注意し、汚染リスクを軽減する必要がある。

Rapid Manufacturing AG が提供するこのソリューション(グローブリムーバー)は、3Dプリント製のフックを用いて、手袋をしている手首をフックの下方向(舌の先端のような部分)から手袋の中に挿入するようにして手袋を外すことができる。この際、グローブリムーバー本体を手袋の表側で触れないよう注意する必要がある。

このグローブリムーバーは、シンプルな3つのモジュールから構成されており、壁やポール(最適なパイプの直径は2.5cm程度)などに水平または垂直に取り付ける事が可能で、外れた手袋をそのまま捨てられるよう、リムーバーの先端から地面まで60~80cmの位置にゴミ箱の設置が推奨されている。

Rapid Manufacturing AG 等は、このグローブリムーバーの3Dデータ(CADおよびSTL)をここから自由にダウンロードできるよう無料で公開。

※ 3Dプリンタを所有しない場合、弊社にて3Dプリント代行を受付けているので、こちらからお問合せください。


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